海外留学で使うならどっち?キャッシュパスポートとクレジットカードの違いを徹底解説

キャッシュパスポートとクレジットカードの違いがよく分からず、どちらを使うべきか悩んでいませんか?

キャッシュパスポートとクレジットカードのレジでの支払い方は変わりませんが、サービス内容は全く異なるため、それぞれのカードの特徴を把握しておくと渡航先で上手に使い分けることができます。

ここでは、海外留学時の長期滞在を前提としたときにどちらのカードを使う方が便利なのか解説します。

キャッシュパスポートの支払いの仕組み

クレジットカードを店頭で使うと後払い方式になっているため、翌々月の引き落としになります。この仕組みは手元に現金がないときに便利ですが、物欲に負けて使い過ぎると首が回らなくなります。。

一方、キャッシュパスポートはあらかじめお金を入金して使う前払い方式になっているため、使ったらその場で即時にカード残高から引き落とされます。ただし、キャッシュパスポートのチャージ残高が不足すると支払いに使えません。

キャッシュパスポートの支払い方法は、一括払いのみで分割払い・リボ払いはできません。このような特徴から、クレジットカードよりお金の残高管理がしやすくなっています。

【虎の巻】キャッシュパスポートの使い方と出発前に確認するべき8つのポイント
キャッシュパスポートが手元に届いたら、あらかじめ準備しなければならない3つの登録作業があります。海外で利用するために、前準備を怠るとせっかく届いたキャッシュパ...

キャッシュパスポートの利用限度額

クレジットカードに利用限度額があるようにキャッシュパスポートにも限度額が決まっています。

 JPY
USD
米ドル
EUR
ユーロ
GBP
AUD
最小入金額1万円100ドル100ユーロ100ポンド100豪ドル
残高限度額100万円100万円相当
年間入金限度額500万円62,500ドル47,500ユーロ40,000ポンド60,000豪ドル
ATM引出限度額
(24時間以内)
15万円1,500ドル1,000ユーロ1,000ポンド1,500豪ドル
ショッピング
利用限度額
(24時間以内)

85万円

9,500ドル

7,200ユーロ

5,800ポンド

9,500豪ドル

キャッシュパスポートにチャージできる最大入金額は資金移動業の法律上、100万円までと定められています。海外の長期滞在時でよくある問題がクレジットカードの利用限度額(ショッピング枠・キャッシング枠)を超えてしまい、使えなくなってしまうことです。

特に20代前後の方が持つクレジットカードの限度額は低く設定されているため、すぐに利用枠がなくなってしまう問題に直面します。利用枠がなくなってしまう要因の一つとして、クレジットカードの仕組みも関係しています。

冒頭で説明した通り、クレジットカードは後払いのため、直接現金を使うよりお金を使った(減った)感覚が薄くなります。そうすると限度額の意識も向かわないため、「いつの間にか限度額一杯使っていた!」なんてことがよく起こります。

私はボストンで利用限度額の超過でクレジットカードが使えなくなった経験があり、友人にお金を借りたり、財布に入っていた日本円を現地の両替窓口でドルに交換するなどして対応しました。友人に迷惑をかけたり、両替レートが不利だったり踏んだり蹴ったりでしたね。

このような問題を回避するためにクレジットカードのサブカードあるいはメインカードとしてキャッシュパスポートを携帯するとお金の面で困ることがなくなります。

海外ショッピング・海外ATM手数料

クレジットカードを海外ショッピングに使うと1.63%の手数料が発生します。一方、キャッシュパスポートの場合は、4%の手数料となっています。1ドル=100円のときに1,000ドル分の海外ショッピングをした場合、手数料率を具体的に計算すると下記の金額になります。

  • クレジットカード

    100円 × 1.63% = 1円63銭
    1円63銭 × 1,000ドル = 1,630円

  • キャッシュパスポート

    100円 × 4.0% = 4円
    4円 × 1,000ドル = 4,000円

こうして計算すると海外ショッピング時の手数料は、クレジットカードがお得ですね。海外ATMを使った現地通貨の引き出しの場合は、下記のとおりです。

1ドル=100円で300ドル引き出したときの計算例です。

比較項目クレジットカードキャッシュパスポート
通貨米ドル
米ドル
両替手数料なし1,200円
(4%×300ドル)
金利(利息)18%なし


30日間で返済
15円/日
(3万円×18%÷365日)
900円
(60日×15円)
ATM引出手数料210円/回約200円/回
合計手数料1,110円1,400円

クレジットカードの方が若干お得ですが、キャッシングは借金をしてお金を引き出す行為なので返済までの日数分が利息として発生します。

キャッシュパスポートの場合は、入金したカード残高から引き出すだけなので、借金をしたくない方は、キャッシュパスポートで引き出した方が気軽に使えますね。

キャッシュパスポートの海外ショッピング利用時の手数料と仕組みを徹底解説
キャッシュパスポートは、クレジットカードと比べると少し複雑な仕組みになっているため、手数料体系が分かりづらいですよね。また、キャッシュパスポートはマルチカレ...

クレジットカードの為替差損

海外ショッピング時の手数料はクレジットカードの方がお得ですが、円建て決済のため為替変動コストも考慮しなければなりません。

例えば、クレジットカードを店頭で使った場合、売り上げデータはVISAやMasterCardのオンライン決済システムに飛びます。そして、カード会社に売り上げ電信が到達すると決済レートが確定します。

つまり、店頭でクレジットカードを使ったタイミングからカード会社に売り上げデータが届くまでの間、為替が円安になると不利なレートが適用されるため、割高になるリスクがあります。

逆にキャッシュパスポートは日本円をチャージすれば円建て、ドルやユーロ・ポンドなど外貨をチャージすれば外貨建てカードとして利用できます。外貨建てカードのメリットは、為替変動リスクを固定化できることです。

特に海外の長期滞在は、その間に為替が大きく動く可能性は十分あるため、キャッシュパスポートに外貨をチャージしてリスクヘッジをする工夫は必要です。

海外送金

海外の長期滞在では、親の仕送りで留学費や宿泊費・生活費等を支払うケースがあります。その場合、銀行を通すとかなり手数料が高いです。

下記の例は、大手都市銀行を使って1,000ドルを海外送金したときの手数料です。

送金方法海外送金手数料両替手数料合計手数料
三菱東京UFJ銀行4,000円2,500円
0.05%×送金金額(最低2500円)
6,500円
ゆうちょ銀行2,500円
100ドル以上は+10ドル
3,000円
(3円×1000ドル)
5,500円

三井住友銀行
4,000円2,500円
0.05%×送金金額(最低2500円)
6,500円
依頼人負担の場合
+2,500円
みずほ銀行5,500円3,000円
(3円×1000ドル)
8,500円

この5,500円~8,500円の送金手数料を節約する方法として、キャッシュパスポートの活用が非常に有効です。なぜならキャッシュパスポートは、委任状を使った家族の代理入金ができるからです。

代理入金でキャッシュパスポートにチャージすれば、あとは海外の滞在先でATMからお金を引き出すだけです。もちろんインターネットバンキングを使えば、海外からキャッシュパスポートにチャージすることも可能です。クレジットカードにはできない送金方法ですね。

まとめ

クレジットカードには海外旅行保険や手数料の安さなど、さまざまな面でメリットはありますが、海外留学時の長期滞在となるとクレジットカードだけでは不十分なので、やはりキャッシュパスポートを一緒に携帯すると安心です。

審査の都合上クレジットカードを作れない方は、キャッシュパスポートは必携です。

クレジットカード・キャッシュパスポートどちらのカードも一長一短ありますが、手数料の安さを利用して海外ショッピングにはクレジットカード、現地通貨の引き出しにはキャッシュパスポートを使ったりするなど、上手に使い分けることが大切です。

キャッシュパスポートの口コミ・評判と4つのデメリットを徹底解説
キャッシュパスポートは、スペアカードがあったり24時間365日のアシスタントサービスが用意されていたり、ホームページやさまざまなサイトを拝見すると年齢制限がないの...


コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


関連記事


おすすめ海外プリペイドカード一覧


おすすめ記事

スポンサーリンク

ピックアップ記事

  1. キャッシュバック・ポイント還元率で選ぶ!おすすめ海外プリペイドカード・VISAデビットカード徹底比較

    クレジットカードにポイント還元があるようにプリペイドカードやVISAデビットカードにも利用額に応じた…
  2. 新生銀行のVISA海外プリペイドカードGAICAの口コミ・評判と4つのデメリットを徹底解説

    新生銀行のグループ会社アプラスが発行する海外プリペイドカードGAICAは、13歳以上なら誰でも発行で…
  3. キャッシュパスポートの口コミ・評判と4つのデメリットを徹底解説

    キャッシュパスポートは、スペアカードがあったり24時間365日のアシスタントサービスが用意されていた…
  4. マネパカードの口コミ・評判と6つのデメリットを徹底解説

    年会費無料のマネパカードは本当に海外ショッピング手数料が日本最安なのか、手数料がお得でも使い勝手など…
  5. 手数料で損してませんか?米ドル・ユーロ・ポンド・スイスフランをお得に外貨両替!

    マネーパートナーズの空港外貨受取サービスを利用すると両替手数料を格安にできることをご存知でしょうか?…