不正利用に対する補償はプリペイドカードよりデビットカードの方が安心
最近の出来事ですが、私の友人が海外でも利用できるプリペイドカードで不正利用に遭いました。被害内容は、数十万円相当の外貨をATMから引き出されてしまったことです。
暗証番号が漏えいしたことで不正にATMから引き出された件について、プリペイドカードの発行会社に問い合わせても規約どうのこうので補償してもらえませんでした。
プリペイドカードは不正利用に弱いのか
海外でも使えるプリペイドカードは、クレジットカードやデビットカードと比べて暗証番号のセキュリティが脆弱なのか?というとそんなことはありません。
暗証番号は、カード表面にあるICチップに埋め込まれており、これは高度なアルゴリズムで保護されているため解読は不可能です。ところが、私の友人は、暗証番号を使われてATMから現金を不正に引き出される被害に遭ってしまったのです。
暗証番号が漏れた原因の考察
第三者に教えなければ漏れるはずのない暗証番号ですが、漏えいする主な原因は下記のようなことが挙げられます。
- カード裏面に暗証番号をメモする
- 付箋等のメモ用紙で暗証番号を管理する
- 怪しい個人店で暗証番号を入力する
この中でも今回暗証番号が漏れた原因の有力候補が「怪しい個人店で暗証番号を入力する」です。これは、物理的に見られたか暗証番号の入力端末に何かしら仕掛けがあった可能性があります。
もしも不正利用に遭っても被害を最小限に抑える方法は、利用限度額を低くすることが最善です。
プリペイドカード全般に言えることは補償内容が弱いこと
プリペイドカードにはショッピング保険がついています。ショッピング保険とは、カードで購入した商品が紛失や破損・盗難にあった場合、補償してもらえるサービスです。
ただし、暗証番号が使われたATM不正引き出しに対する補償がないため、もしも私の友人のように被害に遭ったら泣き寝入りするしかありません。この点がプリペイドカードのサービスで弱いところです。
数万円ならまだしも、数十万円単位の被害はさすがにきついです。(加盟店での不正利用は対応してもらえるケースがほとんどです。)
自分は大丈夫と思っている方が大半ですが、いざ当事者になったら本当にショックを受けます。特に海外旅行でカードを使うことを検討している場合は、補償サービスが手厚いカードを利用するべきだと改めて思い知らされました。
補償サービスが手厚いおすすめのデビットカード
ATM]不正引き出しの補償をしっかりサポートしているのは、三菱UFJ-VISAデビットです。三菱UFJ-VISAデビット会員規約(PDF)を確認したところ、第5条(暗証番号)に「暗証番号が使用されたときに生じた被害は会員の責任になります」と記載があります。
実際にサポートへ問い合わせたところ、年間100万円以内ならATM不正引き出しに遭っても補償の対象となると仰っていました。
これを聞いて海外でカードを使うなら三菱UFJ-VISAデビットが一番安心して使えると感じましたね。利用に応じてキャッシュバック還元や手数料率もお得なので検討してみてはいかがでしょうか。