なぜ日本人は現金主義なの?博報堂の調査結果から分かるお金に対する意識

博報堂がフィンテックによる金融テクノロジーの普及でお金に対してどのような変化があるのか調査するためにアンケートを行いました。

日本は電子決済サービスはまだ遅れている状況ですが、お金に関する決済系サイトを運営している立場として非常に興味深い調査結果だったので考察してみたいと思います。

博報堂がアンケート調査した決済手段別の比率

まず最初にアンケートの前提条件として、博報堂の調査概要を引用させて頂きます。

[調査概要]
  • 調査期間:2016年9月30日~10月5日
  • インターネットによるリサーチ
  • 16歳~69歳の男女
  • スマートフォン所有
  • 全国の3,097人が対象

調査概要から属性を推察すると、スマホを使ってインターネットをするなど、ネットリテラシーは基本的に持っていることが前提としてあります。そして、アンケート調査の決済手段別比率は下記のような結果となっています。

この調査結果を受けて印象深いのが、依然日本人は現金払いが主流である点です。

なぜ日本人は現金主義なのか?理由を妄想してみる

欧米など海外ではカード文化が根付いているため、クレジットカードは必須アイテムとしていろいろなサイトで紹介されています。ところが日本では、クレジットカードの決済比率は、たったの21.6%しかありません。

クレジットカードの普及がこの程度で留まっている原因は、下記の2つが考えられます。

  • クレジットカードに対する基本的な知識がない
  • 金融リテラシーの欠如

この2つの原因について、深堀りしてみたいと思います。

クレジットカードに対する基本的な知識がない

まず最初に挙げられるのがクレジットカードに対する知識です。ここで言及する知識とは、クレジットカードの使い方や仕組みに限らず、不正利用に対する漠然とした不安やつい使い過ぎてしまう誘惑心に対する恐怖、後から請求がくるお金の管理のしづらさ等も含みます。

このような漠然とした不安や恐怖を抱いている人は、得体の知れないものに触れたがりません。特にクレジットカードは、サービス面や利便性など知れば知るほどお得であることが分かります。ただ、あまりにも複雑化し過ぎているため、何を選べば良いのか分からないと感じる人も多くいます。

なぜ日本人は、クレジットカードに対して漠然と不安や恐怖を感じるのか?

この恐怖を作り出している本質的な原因が金融リテラシーの欠如だと考えています。

海外と比べてクレジットカードの普及率が低い理由は日本人の金融リテラシーが低いことが原因

日本人だからといって金融リテラシーが低いわけではなく、これは我が国の教育制度に問題があると思います。ここでは、「教育制度はこうあるべきだ!」と言及するつもりはありませんが、資産運用などお金に対する知識を改善すれば、カードの普及も徐々に改善してくると考えています。

さて、クレジットカードの特徴は、手元に現金がなくても買い物ができるのがメリットですよね。もちろん現金払いよりポイントも還元されるからお得であるのも分かりますが、還元率は金融リテラシーと関係ないので、ここでは触れません。

手元にお金がなくても買い物ができたり、キャッシングによりお金を手に入れたりできるのがクレジットカードですが、言い換えるとこれは借金・ローンと変わりないですよね。

金融リテラシーが低いと、借金やローンに対して漠然と不安を抱える傾向があります。そりゃ分からないものに手を出したくないのが自然だと思います。

ファイナンス理論にある現在価値の概念を理解するとクレジットカードは普及する

まぁ私の戯言ですがw

金融リテラシーを高めると、将来得られるお金より手元にある現金の方が価値があると分かるようになってきます。

将来手に入るお金は不確実性が伴うため、もしかすると手に入らない可能性があります。この不確実性がリスクプレミアム(金利)となるのですが、人間は痛み(損)を本能的に避けたがる生き物です。

最も分かりやすいのが、株やFXでやってしまう損大利小ではないでしょうか。

損大利小とは、もう少し待っておけば利益を増やせたはずが、手元の利益を減らしたくないために利益確定を急いでしまう行為です。これをプロスペクト理論とも言いますね。

逆になぜ手元にあるお金の方が価値が高いのかクレジットカードを使って考えてみましょう。

クレジットカードは「手元にお金を残しながら他に使える仕組み」です。クレジットカードで一括払いを選んだ場合、翌々月までの支払い日まで手元に現金が残りますよね。

そのお金を使って投資すれば、未来で運用益を得られる可能性があります。だから手元の現金の方が価値が高いのです。

このように考えるとクレジットカードの借金は、一括払いなら非常に有益な使い方と捉えることができますね。お金の支出管理をしっかり行うことが前提ですが、金融リテラシーを高めると、違った視点で気付きもあります。

私個人としては、クレジットカードが普及しようがしまいが、どちらでも良いのですが、日本人の現金主義を考察する上で非常に重要な材料だと思ったので今回触れてみました。

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