住信SBIネット銀行Visaデビットの口コミ・評判と3つのデメリットを徹底解説
15歳以上から発行できる年会費無料の住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードは、国内・海外のVISA加盟店でカード決済に利用できたり、ショッピングするたびにポイントが貯まっていくお得なブランドデビットです。
クレジットカードとは異なり、使ったらすぐに預金残高から引かれるデビットカードは、キャッシュレスの現金感覚のように使えます。ここでは、実際に私が感じた住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードのメリット・デメリットを紹介します。
目次
住信SBI銀行のデビットカードは還元率が高い
住信SBI銀行のデビットカードは利用額に応じて0.6%のポイント還元率となっています。この還元率かお得かどうか判断するために、他行のデビットカードの還元率を比較しました。
銀行名 | カード名称 | 還元率 |
---|---|---|
セブン銀行 | セブン銀行Visaデビット付キャッシュカード | 1.0% ※セブンイレブンなら1.5% |
楽天銀行 | 楽天銀行デビットカード(JCB) | 1.0% |
イオン銀行 | イオン銀行キャッシュ+デビット | 1.0% |
あおぞら銀行 | あおぞらキャッシュカード・プラス | 1.0% |
住信SBIネット銀行 | Visaデビット付キャッシュカード | 0.6% |
ソニー銀行 | Sony Bank WALLET | 0.5%~2% ※条件あり |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ-VISAデビット | 最大0.5% |
近畿大阪銀行 | 近畿大阪Visaデビットカード | 0.5% |
りそな銀行 | りそなVisaデビットカード | 0.5% |
北國銀行 | 北國Visaデビットカード | クラシック:0.5% ゴールド:1.0% |
三井住友銀行 | SMBCデビッド | 0.25% |
西日本シティ銀行 | NCBデビット-Visa | 0.25% |
北陸銀行 | ほくぎんデビット(JCB・Visa) | 0.25% |
ジャパンネット銀行 | JNB Visaデビットカード | 0.2% ※指定モール1.0% |
みずほ銀行 | みずほJCBデビッド | 0.2% |
琉球銀行 | りゅうぎんVisaデビットカード | 0.2% |
常陽銀行 | JOYO CARD Debit(Visaデビット) | 0.2% |
スルガ銀行 | Visaデビットカード | 0.2% |
還元率を比べてみると、意外と上位に入っているのが分かりますね。住信SBI銀行のデビットカードを使って食費や雑費等に毎月5万円利用した場合、3,600ポイント/年貯まる計算です。
5万円 ÷ 1,000円 × 6ポイント= 300円相当のポイント/月
300ポイント × 12ヶ月 = 3,600円相当のポイント/年
週末(金曜・土曜・日曜)に利用すると1%のポイント還元もやってます。
住信SBI銀行のVisaデビットカードは家計管理に便利
私がデビットカードを使う理由は、家計管理に便利だと考えているからです。ポイントとしては下記の4点です。
- 利用限度額を設定できるから使い過ぎない
- キャッシュレスだけど現金管理とお内容に使える
- スマホアプリがあるから残高をいつでも確認できる
- 住信SBI銀行のVisaデビットカードで現金をおろせる
住信SBI銀行のデビットカードは、「1回あたり」「1日あたり」「1ヶ月あたり」それぞれに利用限度額を設定することができます。初期設定は50万円となっていますが、不正利用対策で少なめに設定しています。
毎月の食費や日用品で使うと決めている金額を設定するのも良いと思います。利用限度額を設定しておけば、クレジットカードのように使い過ぎる心配もないので、この機能はかなり便利です。
デビットカードは一括払いのみの支払い方法となっており、クレジットカードのように分割払いやリボルビング払いはできませんが、だからこそ家計管理に便利だと考えています。
また、住信SBI銀行は残高チェックができるスマートフォンアプリを出しており、デビットカードを使ったらすぐに残高を把握できるのもデビットカードの使いやすさを後押ししてくれますね。
トップ画面に残高の他、ATM出金無料回数や他行宛て振込手数料の無料回数も表示されるため、サッと確認したいときにいつでも見れるのは助かります。
しかも住信SBI銀行のVisaデビットカードは、キャッシュカード機能付きとなっているのでコンビニや銀行ATMから現金をおろすことができます。
いざ現金が必要になったときにATMが使えないデビットカードでは不便ですが、住信SBI銀行のVisaデビットカードなら特に問題なく使えます。
ただスマホアプリを起動するたびに暗証番号(PINコード)を求められるのは正直面倒くさいです。また、暗証番号を忘れてしまうとアプリを利用できない点はデメリットですね。
海外利用時における住信SBI銀行のVisaデビットカードに係る手数料
国内でデビットカードを使った場合、手数料は一切かかりません(無料)が、海外でショッピングや海外ATMで現地通貨を引き出したときに両替手数料がかかります。
米ドル | 日本円 | |
---|---|---|
国内ショッピング | 利用不可 | 無料 |
国内ATM | 無料 | 無料(※) |
海外ショッピング | 15銭+2.5% | 2.5% |
海外ATM | 15銭+2.5% | 2.5% |
※国内ATMの引き出し手数料は、ランクに応じて月2回~15回まで無料になっています。
海外ショッピング手数料も他行のデビットカードと比べてもお得な部類に入ります。
カード名 【銀行名】 | デザイン | 海外ショッピング 手数料 | 海外ATM 手数料/回 |
---|---|---|---|
Sony Bank WALLET 【ソニー銀行】 | ![]() | 1.76% | 216円(税込) |
Visaデビット付キャッシュカード 【住信SBIネット銀行】 | ![]() | 2.5% | 無料 |
三菱UFJ-VISAデビット 【三菱UFJ銀行】 | ![]() | 3.0% | 108円(税込) |
デビット付きキャッシュカード 【セブン銀行】 | ![]() | 3.0% | 108円(税込) |
JNB Visaデビット 【ジャパンネット銀行】 | ![]() | 3.02% | 3.02% |
手数料率が高いのか安いのか判断するためには、具体的に計算してみると分かりやすいです。下記の計算例は、1ドル=100円の為替レートで500ドルの海外ショッピングまたは海外ATM引き出しに使った時の手数料です。
- 手数料の計算例
120円 × 2.5% =3円
3円 × 500ドル = 1,500円(手数料)
住信SBI銀行のVisaデビットカードは、預金口座に日本円を入れておけば円建てで決済できるため、円高になれば海外でお得に使うことができます。
- 円高時の手数料の計算例
100円 × 2.5% =2.5円
2.5円 × 500ドル = 1,250円(手数料)
逆に円安になると不利なレートになるため、その場合は米ドルを決済通貨に選ぶことで為替変動による有利・不利を抑えることができます。
ここまでのメリットをまとめると・・・
- 還元率は他行と比較しても高い部類に入る
- 貯まったポイントはキャッシュバックとして利用できる
- ランクに応じてATM出金や振込手数料を無料にできる
- スマートフォンアプリがあるから残高管理しやすい
- Visaデビットカードは家計管理に向いている
- 円高になればお得に海外ショッピング・ATM引き出しができる
住信SBI銀行のVisaデビットカードのデメリット
ここまではメリットを紹介してきましたが、私が住信SBI銀行を利用して感じたデメリットは下記の3点です。
- 振込手続きや設定情報の変更には認証カードが必要
- ログインパスワードとWEB取引パスワードが混在する
- 給与振込など定期収入が住信SBI銀行以外だと振込手数料がかかる
振込手続きや設定情報の変更には認証カードが必要
他行への振込手続きや利用限度額の設定など、WEB取引パスワードと認証番号カードが都度必要になります。
もしも会社のPCなど外出先で振込み手続きをやろうとしても認証番号カードを携帯していなかったら手続きを進めることができません。この問題はスマートフォンアプリも同じです。
せっかく便利なスマートフォンがあるにも関わらずセキュリティの都合上、手続きを進められないのは意外とストレスですね。何かと外出中に必要な場面が出てくるので認証番号カードの携帯は必須だと感じました。
セキュリティを高めれば高めるほど安全性は良くなりますが、逆に利便性は落ちます。これは仕方ない問題なのかもしれませんが、何かと認証番号を求めるのは面倒です。
ところが認証アプリサービスを活用すれば、認証番号カードの裏面にある数字を入力する手間がなくなるので、住信SBI銀行で口座開設を済ませたら認証アプリの登録を済ませると便利です。
下記の記事に認証アプリのメリット・デメリットと登録方法をまとめたので参考にしてみてください。
パスワードが煩雑(はんざつ)になる
最初に混乱したのがログインパスワードとWEB取引パスワードです。振込手続きを進める際、認証番号以外にWEB取引パスワードも求められますが、「いつ設定したっけ?」となってしまった経験がありました。
ログインパスワードとWEB取引パスワードは別物となっており、それぞれ管理する必要があります。パスワードが複数あると管理も面倒になりますが、不正利用防止という観点で見ると、一長一短ですね。
一方でスマート認証による「取引承認機能」を一緒に活用すると、インストールした「スマート認証アプリ」に手続きを進めてよいかどうか通知が届くようになります。承認しない限り手続きを進めるのは許可されないため、不正利用防止に大いに役立ちますね。
給与振込など定期収入が住信SBI銀行以外だと振込手数料がかかる
給与振込や事業収入など、定期収入を住信SBI銀行にすれば特に考える必要はありませんが、住信SBI銀行以外の銀行をメインバンクに使っている場合、振込手数料がかかります。
Visaデビットカードを使うためには、住信SBI銀行の口座にお金を入れる必要があり、残高がなければただのプラスチックカードです。この問題を解決する方法が「定額自動入金サービス」の活用です。
定額自動入金サービスを使えば、メインバンクから住信SBI銀行に手数料無料でお金を移動することが可能です。メインバンクからの引き落とし日は、毎月5日または27日どちらかを選択することができます。
ただし、住信SBI銀行に着金するのは、引き落とし日から4営業日後になるため、Visaデビットカードの利用はしっかり入金されたことを確認してからとなりますね。
高額の買い物には不向き
住信SBI銀行のVisaデビットカードは一括払いのみとなっており、分割払いやリボルビング払いはできません。
「どうしても欲しいけど、今はお金がないから分割払いで買おう」というケースがあってもVisaデビットカードは一括払いしかできないため、このようなときはクレジットカードの方が便利ですね。
逆に一括払いしか使えないVisaデビットカードは、健全な使い方しかできないため、クレジットカードだとつい使い過ぎてしまい困っている人にはおすすめです。
住信SBI銀行のVisaデビットカードの使い方まとめ
メインバンクが住信SBI銀行以外の場合、振込手数料を節約するために定額自動入金サービスを活用して手数料無料で住信SBI銀行の口座に入金します。
入金が反映されたらVisaデビットカードが利用できるため、毎月一定額で使う食費や日用品等の購入に使うと便利です。
海外で利用する場合は、クレジットカードと一緒に携帯します。海外ATMでクレジットカードを利用すると、キャッシング時に利息が取られるため、海外ATMを使っても利息が取られない「住信SBI銀行のVisaデビットカード」がおすすめです。
住信SBI銀行のVisaデビットカードの申し込み方法と審査基準
15歳以上なら誰でも申し込める住信SBI銀行のVisaデビットカードは、クレジットカードのように与信審査はないため、職業関係なく作ることが可能です。
インターネットで口座開設する場合、「本人限定受取郵便」でカードを受け取ることが可能です。その際、配達員に下記いずれかの本人確認書類を提示します。
- 運転免許証、運転経歴証明書
- 旅券(パスポート)
- 在留カード、特別永住者証明書
- 写真付き住民基本台帳カード
- 官公庁が発行した身分証明書で写真付きのもの
- 公の機関が発行した資格証明書で写真付きのもの(療育手帳、身体障がい者手帳等)
私はもともと住信SBI銀行に口座を持っていましたが、デビット機能なしのキャッシュカードしか持っていませんでした。
ところがキャッシュカードには何も特典がなかったため、住信SBI銀行を積極的に使うことはありませんでした。
Visaデビットカードを作ってから実質キャッシュバック還元のポイントがもらえたり、ランクアップの条件を有利にできたりさまざまな特典を受けられるようになったため、今では積極的に活用するようになりました。
申し込んでから約1週間ほどでVisaデビットカードが届くようになっているので、海外旅行等で活用する場合は渡航計画に合わせて早めに申し込んでくださいね。